10-houhousyo-youyaku
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土地又は工作物の存在及び供用(地形改変及び施設の存在、施設の稼働) 生態系 表 6.2-13(2) 生態系に係る調査、予測及び評価の手法 調査、予測及び評価の手法 5.調査期間等 (1)動植物その他の自然環境に係る概況 動物及び植物の調査期間等と同じとする。 (2)複数の注目種等の生態、他の動植物との関係又は生息環境若しくは生育環境の状況 ①チュウヒ 動物の希少猛禽類調査と同じとする。 ②鳥類群集 動物の鳥類調査と同じとする。 6.予測の基本的な手法 注目種等について、事業による分布や生息環境又は生育環境等の変化の程度を類似事例の引用又は解析により推定し、影響を予測する(図 6.2-16、図 6.2-17参照)。 施設の稼働中における鳥類の風力発電機への衝突の可能性について、「鳥類等に関する風力発電所立地適正化のための手引き」(環境省 平成 27 年)、「球体モデルによる風車への鳥類衝突数の推定法」(由井ら、2013)等に基づき、衝突確率や年間衝突数等を推定し、影響を予測する。 新設風車により想定される環境変化について、既設風車から500m以上離れた対照地点の結果との比較等により、既設風車による影響を把握するとともに、環境変化に伴う影響を予測する。 7.予測地域 3.調査地域と同じ地域とする。 8.予測対象時期等 (1)工事の実施 造成等の施工による生息地、繁殖地、餌場への影響が最大となる時期とする。 (2)土地又は工作物の存在及び供用 風力発電施設が完成し、動植物の生息・生育環境が安定した時期(発電所の運転が定常状態に達する時期)とする。 9.評価の手法 (1)環境影響の回避、低減に係る評価 地域を特徴づける生態系に係る環境影響が実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し、環境保全についての配慮が適正になされているかを評価する。 項 目 環境 要素 の区分 地域を特徴づける生態系 影響 要因 の区分 工事の実施(造成等の施工による一時的な影響) 注目種及びその餌生物の生態特性を踏まえた設定した。 影響の種類や程度に応じて、環境影響の量的又は質的な変化の程度を予測するための手法とした。 生態系に係る環境影響を受けるおそれがある地域とした。 生態系に係る環境影響を的確に予測できる時期とした。 「発電所に係る環境影響評価の手引」(経済産業省、平成31年)に示されている手法とした。 選定理由 6-44 (77)

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