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対象事業実施区域及びその周辺に広がる水 表 7.1-1(3) 北海道知事意見に対する事業者の見解 北海道知事の意見 イ 既設風力発電所では、これまでオジロワシのバードストライクが2例確認されている。更新計画では既設風力発電所と同様に海岸線に沿って南北に等間隔で風車を配置する複数案が示されていることから、更新後も同様な事故が発生するおそれがある。このため、過去の発生事例についての原因究明に努めるとともに、今後の対象事業実施区域の設定や風車配置の検討に当たっては、その結果も踏まえて影響を回避又は十分に低減すること。 ウ 動物相については、専門家等からの助言を得ながら的確に把握するとともに、重要な動物種について、適切な方法により予測及び評価を実施し、生息地の改変を避けることなどにより、影響を回避又は十分に低減すること。 (2)植物及び生態系 ア 植物相については、専門家等からの助言を得ながら的確に把握するとともに、重要な植物種について、適切な方法により予測及び評価を実施し、生育地の改変を避けることなどにより、影響を回避又は十分に低減すること。 イ 生態系については、専門家等からの助言を得ながら、上位性注目種や典型性注目種等について、事業実施想定区域周辺の生態系を特徴づける適切な種を選定した上で調査、予測及び評価を実施し、注目種の好適な生息地又は生育地の改変を避けることなどにより、影響を回避又は十分に低減すること。 (3)景観 事業実施想定区域は、サロベツ湿原や利尻山、砂丘林など湖沼、湿原、海岸、山岳景観が一体となって織りなす原生自然的な水平的景観を特徴とする利尻礼文サロベツ国立公園に囲まれており、特に景観上の配慮が求められる。このため、こうした特徴的な景観の価値認識の把握も含め、適切な方法により調査、予測及び評価を実施し、その結果を風車の配置検討に反映することなどにより、影響を回避又は十分に低減すること。 今後、風車の配置検討にあたっては、既設風力発電所におけるバードストライクの発生状況を把握するための死骸調査を行い、衝突原因の分析等も踏まえて検討し、鳥類への影響の回避・低減を図ります。 動物相及び重要な動物種について、専門家等からの助言も踏まえて適切に調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえて生息地の改変を避ける等の環境保全措置を検討し、動物への影響の回避・低減を図ります。 植物相及び重要な植物種について、専門家等からの助言も踏まえて適切に調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえて生育地の改変を避ける等の環境保全措置を検討し、植物への影響の回避・低減を図ります。 対象事業実施区域周辺の生態系を特徴づける上位性注目種や典型性注目種等について、専門家等からの助言も踏まえて適切な種を選定した上で、調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえて注目種の好適な生息地・生育地の改変を避ける等の環境保全措置を検討し、生態系への影響の回避・低減を図ります。 平的景観の価値認識の把握に努めるなど適切に調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえて風車の配置検討に反映する等の環境保全措置について検討し、景観への影響の回避・低減を図ります。 事業者の見解 7-4 (101)

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