10-3-jyunbisyo
2/8

動物・生態系 区 分 事後調査を行う理由 調査手法 【調査項目】 内 容 表 10.3-1(1) 事後調査計画 環境保全措置を講じることにより、造成等の施工による重要な種への一時的な影響、地形改変及び施設の存在、施設の稼働における重要な種への影響は、現時点において実行可能な範囲内で低減が図られているものと評価する。しかし、ブレード等への接触に係る予測には不確実性も伴っていると考えられるため、バットストライク、バードストライクの影響を確認するための事後調査を実施する。 ・バット・バードストライク調査(死骸調査) 【調査地域】 ・風力発電機建設地 【調査地点】 ・建設した風力発電機(5基) 【調査期間】 ・稼働後1年間(2回/月×12か月) 【調査方法】 ・専門的な知識を有している調査員又は施設管理者による踏査を実施し、「鳥類等に関する風力発電施設立地適正化のための手引き」(環境省、平成23年、平成27年修正版)を参考としバットストライク及びバードストライクの有無を確認する。 ・具体的には、以下の内容を想定する。 調査対象:すべての新設風力発電機を対象とする。 調査範囲:1基あたり、地上からブレード先端部までの長さを調査半径とする円内とする。本事業で新設される風力発電設備においては、ブレード直径約117m、高さ約143mであることから、各風車支柱から半径約150m円内を踏査範囲とする。 調査時間帯:コウモリ類の死骸の確認確率を高めるため、各基とも早朝の時間帯に1回以上の調査を行う。 死骸発見時の対応:鳥類等の死骸の位置、年齢・性別、発見部位、風車からの距離、方角を記録する。その場で同定できなかった死骸については、持ち帰り後日同定を行う。調査対象種は全ての鳥類種及びコウモリ類とするが、種の保存法等の対象種の死骸が確認された場合には、以下の手順で対応する。 ① 確認個体については、環境省等の指示があるまでは動かさない ② 環境省・釧路自然環境事務所に連絡。 ③ 具体的な指示が環境省よりあれば、適宜対応する。 【環境影響の程度が著しいことが明らかとなった場合の対応の方針】 ・新設風車のリプレース前に実施した現地調査結果より多くの死骸が確認された場合には、専門家の意見を聴取し、適切な保全対策を講じる。 10.3-2 (1462)

元のページ  ../index.html#2

このブックを見る