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水平的景観 主要な眺望点からの眺望景観として、水平的景観の観点から予測を行った。 本事業においては、表 10.1.6-12(前述)に示したとおり「V3.名山台展望公園」、「V4.パンケ沼園地」、「V5-1.幌延ビジターセンター(展望台)」、「V5-2.幌延ビジターセンター(木道)」、「V7.サロベツ原野駐車公園」、「V10.国道232号」、「V11.音類橋」、「V12.はくせん橋」、「V13.天塩川河川敷」の9地点において、最北端の風力発電機から最南端の風力発電機までの水平見込み角が10度を上回る地点になると予測される。しかし、ほとんどの地点で垂直見込み角は3度未満と小さいこと及び風車間の距離があり空隙が多いことから、風力発電機が水平的な景観を阻害するほどの垂直方向に強い印象を与えていないと考えられる。また、新設する風力発電機は、道道106号線沿いに可能な限り直線で配置することから、規則的な配置となり、水平的な景観に対する影響は小さくなると予測する。 風力発電機に最も近い「V7.サロベツ原野駐車公園」は、風車間の距離があり空隙が多いことから、5基全体としての風車群として捉えにくく、風車一基ずつで認識されやすいと予測する。表 10.1.6-13に示すとおり(前述)、既設風力発電機の垂直見込角は最大35.5度(既設8号機)、建て替え後は最大約32.5度(新設2号機)であることから、現状から大きな変化は見られない。 10.1.6-89 (1387)

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