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表 3-1(2) 自然的状況の概要 【地形の状況】 ・事業実施想定区域の地形は、自然堤防・砂州・砂丘となっている。 ・重要な地形として、事業実施想定区域及びその周辺には、自然景観資源(砂丘)の「稚咲内海岸」、砂丘・風紋の典型地形である「稚咲内」が存在している。 【地質の状況】 ・事業実施想定区域の表層地質は、礫・砂・粘土、砂となっている。 【動物の生息状況】 ・既存資料により生息の情報が得られた動物相の概況として、哺乳類43種、鳥類290種、爬虫類5種、両生類3種、昆虫類2,154種、魚類49種、底生動物106種が確認されている。 ・このうち、重要な種に該当するのは、哺乳類18種、鳥類79種、爬虫類1種、両生類1種、昆虫類71種、魚類22種、底生動物20種である。 ・注目すべき生息地として、事業実施想定区域及びその周辺に「サロベツ原野」、「稚咲内海岸砂丘林」、「天塩川」が存在している。 【植物の生息状況】 ・既存資料により生育の情報が得られた陸域の植物(シダ植物及び種子植物)として、129科1,108種が確認されている。このうち、重要な種に該当するのは、48科119種である。 ・事業実施想定区域及びその周辺の植生として、事業実施想定区域周辺の海岸沿いには砂丘植生が、事業実施想定区域の東側にはミズナラ群落(海岸風衝型)が、そのさらに東側には湿性草地が広く分布している。 ・重要な植物群落として、事業実施想定区域の周辺に「サロベツ原野」、「天塩川河口アカエゾマツ林」が分布している。 【生態系の状況】 ・海岸沿いには自然草地(乾性)が分布し、事業実施想定区域の東側には広葉樹あるいは針葉樹が優占する自然林・二次林、自然草地(湿性)等が分布している。 ・重要な自然環境のまとまりの場として、事業実施想定区域及びその周辺に「自然草原・自然林」、「利尻礼文サロベツ国立公園」、「サロベツ原野」、「稚咲内海岸砂丘林」、「天塩川」が分布している。 【景観の状況】 ・事業実施想定区域及びその周辺の主要な眺望点として、サロベツ原野駐車公園など10地点が存在している。 【人と自然との触れ合いの活動の状況】 ・事業実施想定区域及びその周辺の主要な人と自然との触れ合いの活動の場として、北海道自然歩道(オロロン海道)など4ヶ所が存在している。 ・稚内市における2017年の空間線量率は、0.02~0.10μSv/hとなっている。 項目 地形及び地質の状況 動植物の生息又は生育、植生及び生態系の状況 景観及び人と自然との触れ合いの活動の状況 一般環境中の放射性物質の状況 地域特性 3-3 (25)

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