06-houhousyo
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土地又は工作物の存在及び供用(地形改変及び施設の存在、施設の稼働) 生態系 表 6.2-22(1) 生態系に係る調査、予測及び評価の手法 調査、予測及び評価の手法 1.調査すべき情報 (1)動植物その他の自然環境に係る概況 (2)複数の注目種等の生態、他の動植物との関係又は生息環境若しくは生育環境の状況 ①上位性の注目種:チュウヒ ②典型性の注目種:鳥類群集 ③特殊性の注目種:鍾乳洞や湧水など特殊な環境が存在しないことから選定しない ※生態系における注目種の選定においては、表 6.2-23及び表 6.2-24に整理した注目種選定における考え方を踏まえ、文献調査結果から暫定的に上位性として「チュウヒ」、典型性として「鳥類群集」を選定した。今後、現地調査結果を踏まえて、候補種も含めて再検討する予定である。 2.調査の基本的な手法 (1)動植物その他の自然環境に係る概況 【文献その他の資料調査】 動物及び植物の資料調査結果より、動植物その他の自然環境に係る概況の整理を行う。 【現地調査】 動物及び植物の調査手法と同じとする。 (2)複数の注目種等の生態、他の動植物との関係又は生息環境若しくは生育環境の状況 【文献その他の資料調査】 「北海道レッドデータブック」(北海道)等による情報の収集、整理及び解析を行う。 【現地調査】 ①チュウヒ 生息状況、行動圏、営巣場所、繁殖状況、餌量(動物及び植物の現地調査と同時に実施)、地形、植生を調査し、行動圏及び営巣環境等の解析を行う(表 6.2-25参照)。 ②鳥類群集 生息状況、飛翔高度、餌量(動物及び植物の現地調査と同時に実施)、地形、植生を調査する(表 6.2-25参照)。 3.調査地域 対象事業実施区域及びその周辺とする。 4.調査地点 動物及び植物の調査地点と同じとする。 ①チュウヒ:図 6.2-11、図 6.2-12参照 ②鳥類群集:図 6.2-13~図 6.2-15参照 (7) 生態系 項 目 環境 要素 の区分 地域を特徴づける生態系 影響 要因 の区分 工事の実施(造成等の施工による一時的な影響) 生態系の概況、上位性及び典型性注目種の現状を把握するための項目を選定した。 地域特性に加え、「猛禽類保護の進め方(改訂版)」(環境省、平成24年)、「発電所に係る環境影響評価の手引」(経済産業省、平成31年)等を踏まえて選定した。 生態系に係る環境影響を受けるおそれがある地域とした。 注目種及びその餌生物の生息・生育環境を網羅できる地点とした。 選定理由 6-55 (288)

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