06-houhousyo
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表 6.2-19 植物に係る調査内容 調査手法 調査地域内の樹林、草地における主要な群落を網羅するよう予め設定した調査ルートを踏査する。その他の箇所については、随時補足的に踏査する。目視により確認された植物種(シダ植物以上の高等植物)の種名と生育状況を調査票に記録する。 調査地域内に存在する各植物群落を代表する地点において、ブラウン-ブランケの植物社会学的方法に基づき、コドラート内の各植物の被度・群度を記録することにより行う。コドラートの大きさは、対象とする群落により異なるが、高木林では10m×10m~20m×20m程度、低木林では2m×2m~5m×5m程度、草地では1m×1m~3m×3m程度をおおよその目安とする。各コドラートについて生育種を確認し、階層の区分、各植物の被度・群度を記録し、群落組成表を作成する。 文献その他の資料、空中写真等を用いて予め作成した植生判読素図を、現地調査により補完し作成する。図化精度は1/1,000程度とする。 表 6.2-20 植生に係る調査地点の設定根拠 群落名 表 6.2-21 調査人数及び調査日数の計画(植物) 調査時期 春季、夏季、秋季 秋季 調査項目 植物相 任意観察調査 植生 ブラウン-ブランケの植物社会学的調査法 現存植生図の作成 路傍・空地雑草群落 トドマツ-ミズナラ群落 ハマナス群落 ミズナラ群落(海岸風衝型) エゾマツ-トドマツ群集 ヤマドリゼンマイ-トマリスゲ群落 その他植林(落葉広葉樹) ハマニンニク-コウボウムギ群集 自然裸地 造成地 ササ群落(V) シラカンバ-ミズナラ群落 ハンノキ群落(IV) ヨシクラス ササ群落(IV) 調査項目 植物相 植生 調査地点 既設風車から500m以内 既設風車から500m以遠 ST.2、ST.3 対象事業実施区域内の主要な植生を網羅するために 文献その他の資料による現存植生図から調査範囲内の各環境に地点を配置するようにし、広く分布しかつ人為性が少ない群落には調査地点を多めに設定した。また、複数の地点を配置する植生については、既設風車から500m以内と500m以遠の地点を設定し、500m以遠の地点を対照地点とした。 また、事業計画の進捗に伴い、樹林等の伐採箇所が明確になった場合は、その物理環境の変化、生物相の変化が把握できる場所に植生調査地点を設定する。 ST.1 ST.4、ST.6 ST.7、ST.8 ST.11、ST.12 ST.13 (分布なし) ST.16、ST.25 ST.15 ST.17 ST.18 ST.19 (分布なし) (分布なし) (分布なし) (分布なし) (分布なし) ST.24 (分布なし) 調査人数及び調査日数 各季2人×3日間程度 各季2人×2日間程度 調査内容 ST.5 ST.9 ST.10 ST.14 - - - ST.20 ST.21 ST.22 ST.23 設定根拠 6-52 (285)

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