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② 主要な眺望点からの風力発電機の視認可能性 ③ 主要な眺望点からの眺望景観への影響 資料:「景観対策ガイドライン(案)」(UHV送電特別委員会環境部会立地分科会、昭和56年) 主要な眺望点から風力発電機が視認される可能性のある領域(可視領域)を予測した結果は、図 4.3-8に示すとおりである。 主要な眺望点のすべての地点において、風力発電機が視認される可能性が高いと予測する。なお、可視領域の予測において、樹木や人工構造物等による遮蔽については考慮していない。 風力発電機を視認できる可能性のある主要な眺望点について、「景観対策ガイドライン(案)」(UHV送電特別委員会環境部会立地分科会、昭和56年)における垂直見込角の大きさに応じた送電鉄塔の見え方について整理した知見(表 4.3-29)を参考に、主要な眺望点からの眺望景観の変化の程度を予測した結果は、表 4.3-30に示すとおりである。 A案(2,000kW級(高さ130m)×11基)、B案(3,000kW級(高さ120m)×7基)、C案(4,000kW級(高さ145m)×6基)の比較では、サロベツ湿原センターではC案、A案・B案の順に、天塩川河川公なり、次いでA案、B案の順になるものと予測する。 垂直見込角 0.5° 1° 1.5~2° 3° 5~6° 10~12° 20° 鉄塔の見え方 本ページの内容は、計画段階環境配慮書に示したものである。なお、配慮書に係る関係機関との協議等を踏まえて修正した箇所をゴシック体で表記した。 ずれも新たに改変を伴うと想定した場合は、風力発電機の基数が多いA案の環境影響が最も大きく、次いでB案、C案の順になるものと予測する。 園ではA案・C案、B案の順に、サロベツ原野駐車公園ではA案、B案、C案の順に、その他の地点では風車の高さが最も高く垂直見込角が大きくなるC案で眺望景観の変化の程度が最も大きく表 4.3-29 垂直見込角と鉄塔の見え方に関する知見 輪郭がやっとわかる。季節と時間(夏の午後)の条件は悪く、ガスのせいもある。 十分に見えるけれど、景観的にはほとんど気にならない。ガスがかかって見えにくい。 シルエットになっている場合には良く見え、場合によっては景観的に気になり出す。シルエットにならず、さらに環境融和塗色がされている場合には、ほとんど気にならない。光線の加減によっては見えないこともある。 比較的細部まで見えるようになり、気になる。圧迫感は受けない。 やや大きく見え、景観的にも大きな影響がある(構図を乱す)。架線もよく見えるようになる。圧迫感はあまり受けない(上限か)。 めいっぱいに大きくなり、圧迫感を受けるようになる。平坦なところでは垂直方向の景観要素としては際立った存在になり周辺の景観とは調和しえない。 見上げるような仰角にあり、圧迫感も強くなる。 4-60 (221)

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