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注:選定基準は、表 3.1-22に示すとおり。 Ⅰ:天然記念物、Ⅱ:生息地等保護区、Ⅲ:環境緑地保護地区等、Ⅳ:鳥獣保護区、Ⅴ:渡り経路・集結地、Ⅵ:ラムサール条約湿地、Ⅶ:重要湿地、Ⅷ:重要野鳥生息地、Ⅸ:生物多様性重要地域 表 3.1-24 注目すべき生息地 Ⅰ 道天 b. 鳥類の渡り経路・集結地 「鳥類等に関する風力発電施設立地適正化のための手引き」(環境省、平成27年)等によると、事業実施想定区域及びその周辺は、ノスリ等の渡り経路やガンカモ類の集結地として利用されている。 の中継地として知られている(図 3.1-8)。 ロベツ原野を通る経路となっている(図 3.1-9)。 川周辺(旧天塩川及び周辺農地)が主な集結地となっている(図 3.1-10)。 c. センシティビティマップ 環境省では、風力発電所の立地により鳥類への影響が懸念される区域について、重要種と集団飛来地のランクを合計して注意喚起レベルをA~C(A1、A2、A3、B、C)に区分し、10kmメッシュの情報として示している(図 3.1-11)。これによると、事業実施想定区域は注意喚起レベルA3のメッシュに含まれており、チュウヒ、オジロワシ、オオワシ、タンチョウの生息が確認されているとともに、ガン類、海ワシ類の集団飛来地になっている。 以上を踏まえると、事業実施想定区域及びその周辺における注目すべき生息地の状況は、表 3.1-24に示すとおりとなる。 注目すべき生息地 サロベツ原野 稚咲内海岸砂丘林 天塩川  オジロワシ、オオワシの渡り経路について、事業実施想定区域の北側の宗谷岬周辺が渡り ノスリの渡り経路について、秋・春の渡りともに、事業実施想定区域の東側の丘陵地やサ ガンカモ類の集結地について、春季はサロベツ湿原のペンケ沼やパンケ沼が、秋季は天塩選定基準 Ⅱ Ⅲ Ⅳ 特鳥 道鳥 Ⅴ 経路 集結 Ⅵ Ⅶ ラ湿 重湿 集結 重湿 Ⅷ Ⅸ IBA KBA KBA KBA 3-27 (49)

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